健康経営プロジェクト
健康経営プロジェクトとは
【全国法人会総連合、青年部会連絡協議会(青連協)作成分】
法人会は、長きにわたり国の根幹ともいえる「税」の分野を中心に活動してきており、「税のオピニオンリーダーたる経営者の団体として、企業の発展を支援し、地域の振興に寄与し、国と社会の繁栄に貢献する」という理念に基づき様々な活動を展開している。
法人会青年部会では、法人会の目的に寄与するため「租税教育活動」を活動の柱に据えて活動をしており、「租税教室の講師」として授業を行っている中で「税金は、みんなが安全で豊かな生活をおくるために、少しずつお金を出し合う、社会の会費のようなもの」と子供たちに教えている。
しかしながら、国の財政の現状を見ると、長らく歳出が税収を大きく上回る状況が続いており、毎年多額の借金をしてまかなっているのが実態である。このままでは、子供たちの世代に過大な負担を強いることになるのではないか、このような問題意識を背景に、全法連青連協は、我々世代が主体的な行動を起こすことで、社会保障制度の破綻を回避し、国の財政健全化に貢献する手段として「健康経営」に着目した。
当初、「我々経営者や従業員が健康増進に取り組むことで、将来的に医療費等を抑制することができる」と考えていたが、これまでの医療経済学の研究において予防医療が医療費等の抑制につながるというデータがはっきりと示されていないことが判明した。しかし、我々は、2040年には190兆円に達すると予想されている社会保障給付費の抑制と安定的な国の歳入確保に向け、現段階では数値化が困難な内容も含めて「法人会から日本を変えよう」という決意で、2040年に向けた目標を設定するとともに、その目標を達成するための方針や具体策の検討を始めた。
目標
- 「企業の活力向上について」
法人会青年部会は、2040年に向けて、社会保障制度の破綻と安定的な国の歳入確保に寄与するため、今後、法人会ならではの健康経営の推進と普及に取り組み、会員企業をはじめ日本全国の企業とともに生産性向上と収益力強化を実現し、税収(法人税と所得税)の増加に貢献する。 - 「医療費の適正化について」
法人会青年部会は、2040年の社会保障給付費の推計190兆円を抑制するため、今後、適切な医療との関わり方について学び実践するとともに、会員企業をはじめ広く世の中に周知することで医療費の適正化に貢献する。
健康経営宣言とは
【全国法人会総連合、青年部会連絡協議会(青連協)作成分】
青年部会では、掲げた目標に対し、各部会員がすぐに取り組めることや全法連青連協として将来的に取り組みたいことを具体的に例示することとした。(アクションプラン)
そのアクションの中の1項目が「健康経営宣言」(法人会版)の社内外への発信である。
本プロジェクトの実現において必ず取り組んでほしいのが「社長自ら健康経営すると宣言すること」である。経営理念や方針とともに社内に明示し、内外にコミットすることで、従業員の参加意識が高まり、高い効果が期待できるからである。法人会青年部会では、この経営メリットに加えて、日本の未来を担う子供たちのために、国の財政課に貢献することを念頭に置いている。つまり、企業が健康経営に真摯に取り組むことによって、その企業の活力向上のみならず日本の将来にも大きく関わってくるということである。
健康経営への取り組みは、すぐに成果が出るものではなく、国の財政健全化については2040年に向けての長期計画である。したがって、健康経営が定着するまで、経営者は強い意志をもって取り組むことが重要であり、従業員等の周囲の共感を得るためには「なぜ健康経営なのか」という理由を周知し、経営者の思いが従業員に伝わる言葉で宣言文を作り、「健康経営宣言」を行うことが肝要である。
健康経営優良法人は、経済産業省が認可する国の認定制度の一つであるが、法人会が進める本プロジェクトは、健康経営優良法人認定にとらわれず、法人会ならではの運動をし、旗印として掲げている「国の財政健全化のための健康経営」を力強く推進していく。
津島法人会青年部会の取り組み
津島法人会青年部会では、全法連青連協の方針・目標に賛同し、健康経営活動を推し進めていきます。
その活動の一環として、令和4年12月13日、ウインクあいち会議室において、大同生命保険株式会社業務部、研修担当部長である「渡邉 完」氏を講師に招いて「健康経営~ESなくしてCSなし~」というテーマで講演を行っていただきました。
講演では、「健康経営とは、従業員の健康保持・増進の取り組みが、将来的に収益力を高める投資であるとの考え方の下、健康管理を経営的視点から考え、戦略的に実践しなければならない」ことを教えていただきました。
青年部会員自ら、健康経営の重要性を理解し、自社に適した方針を考える良い機会となりました。
今後も、活動の3本柱である「健康経営」活動を積極的に実施していく予定です。
健康経営宣言書提出企業一覧
企業名 | 所在地 | 青年部会員名 | 提出年月日 |
---|---|---|---|
サシヨシ工業 (株) | 愛西市須依町前田免155 | 加藤 智也 | R2.10.29 |
(社福) 高久会 | 津島市寺野町宇好土44 | 眞野 剛士 | R4.2.16 |
㈱大智建設 | あま市二ツ寺字小畑27 | 青山 巧 | R4.2.17 |
㈱星野建築工房 | 津島市松ヶ下町172-2 | 星野功至 | R4.2.16 |
(株)アイラブイット | 津島市越津町柳之内105 | 藤田哲朗 | R4.2.18 |
㈱大篠建設 | あま市篠田三田畑46 | 篠田正洋 | R4.2.21 |
㈱コメリン | 愛西市大井町五川東45-1 | 滝川林弥 | R5.6.5 |
重明土建㈱ | あま市七宝町遠島十坪107 | 竹田高弘 | R5.6.5 |
大栄建設㈱ | 弥富市鯏浦町中六73 | 川崎壮太郎 | R5.6.5 |
㈱加藤造園 | 名古屋市港区七反野1-1301 | 加藤昌之 | R5.6.21 |
㈱エコプロモート | あま市森5-2-22 | 新實功一朗 | R5.6.21 |
㈱カネイ | あま市蜂須賀蛇除地626 | 横井宏章 | R5.6.22 |
㈲しろやま典礼 | 津島市神守町字一丁田86 | 西尾洋昭 | R5.7.1 |
豊栄運輸㈱ | あま市新居屋岩屋94 | 佐藤正嗣 | R5.7.14 |
三和テクノ(株) | 津島市宮川町1丁目72 | 長谷山 隆 | R5.7.20 |
(株)義津屋 | 津島市新開町1丁目6番地 | 水谷 研治 | R5.10.5 |
(株)ワイストア | 津島市新開町1丁目6番地 | 上小路 聖 | R5.10.5 |
(株)ヨシヅヤストアー | 津島市新開町1丁目6番地 | 岡本 真人 | R5.10.5 |
奥田合成(株) | 海部郡飛島村大字服岡3-6 | 奥田 晃史 | R5.10.12 |
西尾張シーエーティーヴィ(株) | 津島市百島町字観音坊83番地 | 飯田 浩平 | R6.1.9 |