女性部会と小川津島税務署長との座談会
令和5年11月14日(火)、津島商工会議所4階大ホールにおいて、女性部会員28名と小川高由津島税務署長との座談会を実施しました。
最初に、小川津島税務署長から、「贈与税の基本とよくある質問」との演題で講演をいただきました。
贈与税は相続税法の中に規定されているもので、相続税と密接な関係にあるもの。相続税対策として過度な生前贈与が行われることを防止するもので、贈与税の非課税額は年間110万円となっている。贈与税は、贈与した側でなく贈与された側に課税され、贈与する人が複数人になった場合は、贈与された額の合計額を基準とするため、例えば、子供が父と母にそれぞれ110万円ずつもらった場合、子供が贈与を受けた金額の合計額は220万円となり、年間110万円を超えるので課税されるとの説明がありました。このように、納税者が誤って理解しやすい事項等をわかりやすく説明していただいたほか、贈与税の税率や計算方法、相続前の贈与の注意点、夫婦間や家族間の贈与や子供への貸付金、子供名義の預金の取り扱い等々、私たちが知らなかったことをたくさん教えていただきました。女性部会員からも「血のつながらない人にも贈与できますか?」「贈与税を代わりに払ってあげたら、それも贈与になりますか?」「親子間で土地を売買したいのですが、何か気を付けることはありますか?」等の質問があり、この座談会は、会員にとって非常に興味がある内容であり、勉強させてもらった良い機会となりました。
その後、署長さんや本谷法人課税第一統括官と昼食を共にし、雑談にも花が咲き、楽しい時を過ごしました。小川署長、ありがとうございました。